覚えておくべきお金の知識<1.パーキンソンの法則>
お金を貯めようと考えるときに知っておく必要がある法則の一つがパーキンソンの法則です。これは「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」というものですが、どういうことか知った上でお金と付き合っていく必要があるのです。
〇パーキンソンの法則
「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」とはどういうことか?
私たちは給料をもらって生活費をその中から使っていますが、年収が高くなれば人間は自然と生活レベルを上げてしまい生活費を増やしてしまうのです。
例えば年収300万円にから見れば、より年収の多い年収500万円の人はその分貯蓄が多くできるかというとそうとは限りません。これが800万円になっても同じことが言えます。
これは、生活レベルを上げて貯蓄ができないあなたが悪いと言っているのではなく、そこには、自然にそうしてしまう心理状態や無意識行動があるということを理解することが重要なのです。
これを理解して行動を変えると自然に貯金を殖やすことも可能です。
分かりやすく説明すると、以下の①と②はどちらが貯蓄する行動として良いか、パーキンソンの法則を落とし込んで考えると直ぐにわかりますよね。
①収入ー支出 ⇒ 残りを貯蓄
②収入ー貯蓄 ⇒ 残りを支出に充てる
もちろん正解は ② です。
お金を貯めるなら、収入が入ったらできれば自動的な仕組みで貯蓄へお金が回るようにすると、知らないうちにお金が貯まっているくらいの感じで着実に貯まっていきます。
<編集後記>
パーキンソンの法則はお金を貯める為の心構えとして理解いただくといいと思います。
収入が増えたり、お金が貯まってきていると使いたくなるものだということがわかっていれば、適切に必要なものとそうでないものを振り分けてお金をいい形で活用で来るのではないでしょうか。